子どもたちにドリブルを見せるジョゼ・エジミウソン・ゴメス・ジ・モラエス氏(左)=21日、那覇市の奥武山公園陸上競技場(具志堅千恵子撮影)
日本で初めてのブラジルサッカー協会(CBF)公認サッカー教室が21日、沖縄県那覇市の奥武山運動公園で行われた。元プロサッカー選手で2002年日韓ワールドカップの優勝時に主将を務めたジョゼ・エジミウソン・ゴメス・ジ・モラエス氏が集まった子どもたちの指導に当たった。
サッカー教室には那覇地区選抜メンバーの小学生65人が参加した。1対1の時に相手をかわす方法を中心に練習した。「ドリブル時に顔を上げて周りを見て、コートの広さや使い方を考えること」「ボールを体から遠くに離さず、コントロールできるところでキープすること」などゲームの中での重要な点を指導した。
練習に参加した伊敷夕聖(与儀小5年)は「手を使った体のバランスの取り方や足の裏を使ったドリブルキープの仕方が勉強になった」と笑顔を見せた。
エジミウソン氏は沖縄の子どもたちの印象について「ブラジルの子どもたちに負けないくらい元気だ」と語り、「自分自身が成し遂げる大きな目標を持ち、練習を一生懸命にやることが大切。沖縄の子どもたちからトッププレーヤーが出てくることを楽しみにしている」と期待を寄せた。
エジミウソン氏は現役引退後は、財団を創設し、子どもたちの育成、指導などに努めている。